アメフトを楽しむ |
アメフトは、どんな時に得点が入るのか?
相手側のエンドゾーンへ、選手がボールを持って走り込む。これをタッチダウンと言います。
ボールを蹴って、ゴールポストの間を通過させると、3点です。 これは、タッチダウンより点数が少ないので、タッチダウンをすることが困難な時に、行う場合が多いです。 3.トライ・フォー・ポイント これは、タッチダウンを成功させた後の、ボーナスチャンスです。 タッチダウンを成功させると、相手陣地ゴールラインより、3ヤードから開始し、 @もう一度タッチダウン Aキックによるフィールド・ゴール を、任意に選べます。 @は、2点。 Aは、1点です。 通常は、確実性の高い、Aを狙います。 4.セーフティ 自分の陣地のエンドゾーンで、ボールデッドになると、相手に2点です。 これは、オフェンスが点を取られる、つまりディフェンスが点を取る珍しいパターンです。 |
試合の始まり方
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試合の進み方
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試合時間 |
ボールデッドとは?
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パント
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アメフトにはボールに触れない選手がいる? オフェンスラインの5人(センター・ガードル・タックル)は、 ボールを持つ事ができない選手です。 最初にオフェンスセンターは、ボールを後ろに投げ(スナップと言います)ますが、その後、この5人がボールを持つ事は、まずありません。 アメフトは、見事に分業化された社会です。
いかなる場合もボールに触れていけないわけではありません。 前に投げたパスを、オフェンスラインの5名が受け取ると、反則です。 |
選手のポジション オフェンス OL (オフェンス・ライン) ・ 最前列に並ぶ5名。他の選手が進む道をつくる。自らボールを持って走ることはなく、目立たない存在だが、OLがいなくては前進できない。 オフェンスセンターがQBにボールを投げて、ゲームが開始される。 QB (クオーターバック) ・ オフェンスの司令塔。オフェンスセンターが後ろに投げたボールを受け取り、その後他の選手に渡す、あるいはパスを投げる。 時には、QB自ら走ることもある。 RB (ランニングバック) ・ ボールを持って走る。時にはOLのように味方を選手を守る盾に。またはパスを受ける事もある。 WR (ワイドレシーバー) ・ オフェンスの両翼。華麗にQBからのパスを受ける。また、ボールを持って機敏に疾走する。 TE (タイトエンド) ・時にはOLの1人に加わる、時には華麗にパスを受ける。体格も必要だが、スピードも必要なポジション。 ディフェンス DL (ディフェンスライン) ・ディフェンス最前列で奮闘する4人。相手のOLとぶつかり、相手のQBを狙う。機敏性とスピードが必要。 DLとOLのぶつかり合いは、アメフトの醍醐味。 LB (ラインバッカー) ・ディフェンスの司令塔。ディフェンスの中心にいる3人。機敏に対応し、相手の作戦を見破り動いていく。 DB (ディフェンスバック) ・相手のWRをマークし、相手のパスを封じ込める。相手のパスを奪ってしまえば、一気にゲームの流れを変えられる。 ディフェンスの最後の砦。抜けられると、相手にタッチダウンをされてしまう。 K/P (キッカー・パンター) ・ キックオフ、パントキック、フィールドゴールなど、ボールをキックする役目を担う。フィールドゴールは得点に直結する。 専門性のあるポジション。 |
1ダウンに1度だけ前へのパスができる アメフトで、「パス」と言うと、たいてい前方へのパスをさします。 1ダウンに、1回だけ前へのパスができます。
成功すると、前進が認められます。 パスが失敗すると、ボールデッド。 |
フィールド・ゴールの時、もっと近くに投げた方が成功率が高くなるのでは? 近い方が、成功しやすいです。 しかし、あまりに近いと、相手選手が早く到達します。 相手選手の妨害を、防がねばなりません。そのために、適切な距離を取っています。
キックの時は、最初にボールを投げるオフェンス・センターは普段と変わります。 通常のスナップ(近距離)と、長距離投げる時で、区分けしています。アメフトは、まさに分業社会。 |
反則 反則があると、審判は黄色い布を投げます。 その後、審判から、どのような反則があったか説明がなされます。 ペナルティとして、反則があったチームは、5〜15ヤードの陣地後退となります。(悪質な反則はそれ以上のペナルティもありうる)
アメフトは、過激なスポーツに見えますが、とても繊細です。 細かい規則が、たくさんあります。 反則の例 オフサイド : ボールがスナップされる前にディフェンスの選手がニュートラルゾーンに侵入した フォルススタート : ボールがスナップされる前にオフェンスの選手が動いたり、ニュートラルゾーンに侵入した デレイ オブ ザ ゲーム : プレークロックが0になるまでにプレーを開始しなかった(時間切れ) ホールディングス : 相手選手をつかんだ パス インターフェアランス : パスが投げられ、捕球する前にキャッチする選手に接触し妨害した |
ある意味格闘技? 相撲のように、押し合います。
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アメフトは協力社会 ボールを持った選手を、他の選手が守る。 華々しい、ランプレイ・パス・タッチダウンには、それを支援した陰の選手の活躍があります。
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自己犠牲の精神 他の選手のプレーを成功させるために、身を挺して、守ります。
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チーム運営には、選手を支えるスタッフも欠かせません。 皆で団結して、チームを支えています。
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